今回は、「F91-MSV」、「機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人」で登場したXM-07G ビギナ・ギナIIのレビューです。発売日は2019年5月31日。
この機体は「機動戦士ガンダムF91」の劇中には登場しないことから、よく知らない方もいらっしゃると思います。説明書にある本機体の紹介はこのようになっています。
ガンダムF91のデータを参考とした赤いビギナ・ギナ
A red Vigna-Ghina created using data from thie Gundam F91 as a referenceXM-07 ビギナ・ギナをベースとした機体が、XM-07B ビギナ・ギナⅡである。ビギナ・ギナの発展型とされる本機は、F91ガンダムF91の実戦データを参考にクロスボーン・バンガードが開発した機体だが、経緯や開発時期については不明な点が多い。機体各部にXM-07G ビギナ・ゼラとの共通点が見られることから、両機の関連も指摘される。また、赤い機体色からレッドバンガードに配属される予定であったこと、パイロットはドレル・ロナだったとされるが詳細は不明である。XM-07B ビギナ・ギナⅡは、「F91-MSV」に登場するクロスボーン・バンガードのMSである。ビギナ・ギナの発展型に位置付けられるが、詳しいスペックなどはいまだ謎に包まれている。
書籍『ガンダムマガジンNo.5』(1991年)にデザイン画が掲載されている(らしい、スイマセン未確認です)。このキットも「F91-MSV」に準拠した説明がされております。
その後『機動戦士ガンダムF91』の続編に当たる漫画作品「機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人」で、コスモ・バビロニア建国戦争時に鹵獲され改装されたビギナ・ギナⅡに、ギリが搭乗しました。
RE/100 XM-07G ビギナ・ギナII
ではキットを見ていきます。まず正面からです。少し丸みを帯びたフォルムが特徴的です。
1/100スケールのモデルですが、F91時代のMSは小型化していますので、他の1/144スケールと大きさがあまり変わりません。
背面にはフレキスブルウイングノズルが装備されています。こちらはF91のヴェスパーに似ていますが、攻撃用でなく推進器みたいです。
武装はショットランサー。ランサー部分は伸縮することができます。
他には定番兵器のビームライフル。
ビームシールドは、クリアパーツで再現されています。
ビームサーベルは2本です。
シールは2枚付属しています。
頭部です。ガンダムタイプと同じような4本のアンテナが付いています。
後頭部に合わせ目がありますが、段落ちモールド化されています。しかしゲート処理をしてあげないとやや目立ちます。
またエングレービングはシールで表現されていますが、少し太めです。
腕部の可動は、そこそこ大きく可動しますが、パーツ同士が大きく干渉する場所もあります。
胸部です。残念ながら、コクピットハッチは開きません。
腰部です。スカートアーマーの裏側にも細かいモールドが刻まれています。
背面スラスター部です。本キットの特徴的な部分です。
ウイングノズル部分は大きく可動します。
左右の肩に2枚ずつついているショルダーフィンも可動します。
脚部ですが、太ももの付け根部分が可動するようになっています。これは左右それぞれ独立して動かすことができるようになっています。
脚部後方のダクトは、それぞれ可動します。
脚先はしっかりとした作りとなっており、反面大きな可動は難しいです。
足回りの可動域はかなり大きく、180度開脚や膝立ちも可能です。
余剰パーツはかなり多く、ビームランチャーが丸々作れます。
それではアクションボーズを取らせてみます。
RE/100 ビギナ・ギナIIの感想
RE/100シリーズなので、組み立ても特に難しい部分はありませんでした。
ただ素組みでは情報量が少なく感じましたので、工夫してあげるといいかもしれません。
合わせ目はあまり目立ちませんでしたが、ゲート跡は結構目立つ印象がありますので、ゲート処理はきちんとした方がいいと思います。
ややマニアックな機体でありますが、ファンにはたまらない1体ですので、チャレンジしてはいかがでしょうか。
(追記)プレミアムバンダイより、本キットの木星決戦仕様が発売されました。
今回紹介したビギナ・ギナIIに、特徴的なスネークハンドと小型核ミサイル・ランチャーが付属しています。詳しくはこちらのリンク先 へ。
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