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【ガンプラ】HGUC MS-06S シャア専用ザク(旧HG版)レビュー

機動戦士ガンダム

今回紹介するのは、2002年7月に発売されたHGUCナンバー32のMS-06S シャア専用ザク(旧HG版)です。

機動戦士ガンダムに登場し、シャア・アズナブルが搭乗する「シャア専用ザク」をご紹介。

HG MS-06S シャア専用ザクは、2020年7月にガンプラ40周年記念として新規造形されていますが、今回紹介するのはいわゆる旧キットになります。

価格は1,100円(税込)。

MS-06S シャア専用ザクとは

TVシリーズ「機動戦士ガンダム」で赤い彗星ことシャア・アズナブルが搭乗し、赤のカラーリングが特徴のモビルスーツです。

ガンダムシリーズの中でも屈指の知名度を誇り、全アニメ中の赤い機体が3倍のスピードで動くようになった元凶となった(?)機体です。

キット説明書での解説はこちら。

MS-06Sは、「赤い彗星のシャア」が駆ったことで一年戦争初期の傑作機として知られ、基本的にはMS-06ザクⅡのバリエーションとして認識されているが、実際には別の機体であると言っても過言ではない。例えば、市販車をベースにレースカー並みのチューンナップを施したようなものである。そのため、生産性や操作性を重視したF型と比較して、大幅な機能向上が計られている反面、かなり扱いにくい機体となっており、積極的に機体バランスを崩せるような熟練者以外には乗りこなせなかったとも言われている。俗に「通常のザクの3倍のスピード」などと評価される挙動も、パイロットの腕によるものだったらしい。S型の外観はF型とほとんど変わらないが、各種内装部品には特殊なものも多く、一年戦争中~後期に活躍した高機動型のR系の機体に移行する寸前のものであるということもできる。実際S型は、「高機動のR型の設計思想に基づいた機体をF型の設備で生産する」という、先行試作型とでも呼べる機体であり、機動性向上のための技術開発の実戦投入試験機としての側面を持つ機体なのである。カタログデータとしては、バーニアスラスターの出力向上などが計られている程度といわれるが、実際にはそれだけでも非常に困難な技術的課題が山積していたことは言うまでもないだろう。ちなみに、赤以外に塗装されたS型も多数存在している。S型の特徴は、F型と80%以上の部品共有率を持っており、F型の運用設備をほぼそのまま流用することができたことである。これは、補給やメンテナンスの面からも歓迎された。F型の特徴は、簡単な改装で空間戦闘にも重力下戦闘にも対応できたことである。例えば、宇宙空間での追撃対象が地球に降下した場合であっても、引き続き任務を継続することが可能だったのだ。つまり、同じ設備でS型も同様に改装することが可能だったのである。このことは、地球上におけるMSの運用面多大な恩恵をもたらしたと言われている。

HGUCシャア専用ザク説明書

ランナー紹介

ランナーはスチロール樹脂で成形されたA、B、Cの3枚とポリキャップ。

それとモノアイ用のホイールシール1枚が付属します。

付属武器・パーツ紹介

武器は「ザク・バズーカ」「ザク・マシンガン」「ヒート・ホーク」が付属します。

手首パーツは、握り手、バズーカやライフル用持ち手が両手分各1つずつ付属しており、どちらの手でも武器を構えることができるようになっています。

全身

完成したHGシャア専用ザクがこちら。

シンプルな作りながら、しっかりとした下半身のおかげで、自立性は安定しています。

部品は少なめですので、簡単に組み上げることができます。

全体的なモールドは少なめです。

各部ディティール紹介

頭部

それでは各部を細かく見ていきます!まず頭部からです。

隊長機のシンボルマークでもある、「ブレードアンテナ」が特徴的です。

モノアイはホイールシールで再現されています。さすがに昔のキットですので、可動しません。

ザク系の特徴である動力パイプも後頭部から口元までしっかり再現されています。

組み立ては頭部上下にはめ込む形で合わせ目が発生するのですが、動力パイプで隠れる形になり、あまり目立ちません。

ちなみに首は左右に回りますが、上下にはほとんど動きません。

胸部・脇部・ランドセル

胴体をアップで。もともとシンプルなモビルスーツなので、色分けの再現度も高めです。

胸部にはコクピットハッチがある設定ですが開閉はしません。

肩部と脇部には合わせ目が発生します。

動力パイプはランドセルから腰前部までつながっています。ランドセルにはバーニア等もなく再現度は低めです。

上半身と腰はひとつのパーツで構成されているため、捻ることはできません。

腕部

腕部ですが右腕部にはシールド、左腕部にはスパイクアーマーが装備されています。

スパイクアーマーには合わせ目が発生します。

肩関節はせり出し機構により両肩の可動域が拡大されており、両手でマシンガンやバズーカを構えることができます。

ヒジ関節は約90度曲げることができるようになっています。

二の腕は筒型で合わせ目はありませんが、前腕は左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができます。

手首パーツはピンク一色で成形されています。

腰部

前方のスカートアーマーは比較的大きめに可動させることが出来ます。左右のアーマーも動かすことは出来ますが、あまり大きくは動きません。

モールド造形や裏打ちパーツもない、シンプルな構造です。

脚部

太もも、すね、ふくらはぎと合わせ目が発生します。

モールド処理はされておらず、ディティールは最小限です。

足裏は結構しっかりしたモールド造形がされています。

足首は引っ張り出すことができ、360度回転させることが出来ます。

このキットの可動、上半身が固めですが下半身はグリグリ動かすことが出来ますね~

可動域確認

両腕はシールドやスパイクアーマーが干渉しない範囲で、肩の高さまで上げることが可能です。

しかし足の開脚については、ちょっと苦手です。

開脚は苦手ですが、前後の可動は比較的優秀で、膝立ちをさせることは得意みたいです。

アクションポーズ

それではシャア専用ザクにポージングを取らせてみましょう。

「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」

「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを」

「ええい、連邦のモビルスーツの性能は化け物か!」

「当たらなければどうということはない」

ヒート・ホークの保持力は弱く、手の中でクルクル回ってしまいます。

「モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを教えてやる!」

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HGUC MS-06S シャア専用ザクの感想

MS-06S シャア専用ザクは、いかがでしたか?

さすがに2002年のキットですので、可動域の狭さや合わせ目が目立ちますが、肩や下半身の可動域は今のキットと比べても遜色ないものになっています。

またシンプルな構造になっていますので、その分合わせ目消しや塗装の練習にはもってこいのキットです。

価格も安いので手軽に楽しむことができますので、試してみてはいかがでしょうか。

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