今回は少し古いキットになりますが、近所のビックカメラでHGUC RX-75ガンタンクが再販されているのを見つけたのでレビューさせてもらいます!
このキットはHGUCのナンバリングが7番と、かなり初期のものになり、発売は2000年1月と今から20年以上も前になります。
最近のガンダム作品では、ほとんどタンク型のモビルスーツを見かけなくなってしまいましたが、ファーストガンダム世代のキットといったら、ガンダム、ガンキャノン、そしてこのガンタンクですよね。
HGUC RX-75 ガンタンクとは
最近のアニメからガンダムを見ている人もいると思いますので、ガンタンクの紹介からしましょう。説明書にある本機体の紹介はこのようになっています。
「ガンタンク」は、UC0079年に連邦軍が”V作戦”に基づいて「ガンダム」「ガンキャノン」などと共に開発した長距離支援型MSである。実質的な開発そのものは”RX計画”以前から進行していた次世代MBT開発プロジェクトに端を発するが、RX計画の実施に伴って、その部門ごと同計画に統合された。さらに基本仕様が「対MS戦にも対応可能な機体」に変更され、連邦軍による最初期のMS、RTX-44として4機ほどが完成した。RX-75ガンタンクは、その機体が”V作戦”におけるMSの動力系のテストヘッドとして改装され、熱核反応炉やコアブロックシステムを組み込んだ機体として再設計された機体なのである。
HGUC ガンタンク説明書
ランナー紹介
ランナー数は少なくA1、A2、B、C、D、ポリキャップと6枚です。そのため慣れている人ならば30分ほどあれば、簡単に組むことができます。
色分けがパーツによってキチンと再現されていることから、ホイルシールは付属しません。
全身・各部ディテール紹介
全身
成形色はブルー、レッド、グレーがメインとなっています。頭部のコクピットはクリアパーツです。
下半身がタンク状態ですので、接地面が広く、通常の2足MSと比べると圧倒的に自立が安定します。
頭部
頭部はコクピットとなっており、クリアパーツでコクピット内部が見えるようになっています。
しかもコクピット内部にはパイロットが搭乗しています。さすがに20年前のキットですので、パイロットはハヤトでもリュウでもなく、マッチ棒のような頭でした。
頭部は前頭部、後頭部のパーツを組み合わせる形となっており、合わせ目がガッツリ入ります。
胸部
胸部ダクト部は黄色パーツで色分けされています。
画像は真ん中のモールドに墨入れをしてあります。簡単にできますので、ちょっとやるだけで見栄えがとてもカッコよくなりますよ。
ボディの側面は、大きく合わせ目が出ます。
背部バックパックは2つのパーツで構成されています。
腕部
腕部ですが、肘を60度ぐらい曲げることが出来ます。この機体は通常の5本指のマニピュレーターではなく、40mm4連装ポップミサイルランチャーとなっています。
肩の可動域は、左右にはほぼ180度に広げることができます。
腕の構造がモナカ式の組み立てとなっており、合わせ目ができます。
腰部
アニメではコアブロックシステムが採用されているのですが、HGでは再現されていません。
少し上半身を引き上げれば、360度回転させることが可能です。
タンク本体
タンク部分は大きなパーツで箱状になっております。
裏面です。なんだかフタが開いて電池が入りそうですが、開きません。
キャタピラは、7つのホイールとベルトで構成されています。
ホイールの見た目は同じ形状をしてますが、裏面のダボ穴は異なっており、取り付ける場所が決まっています。
ベルト部分は、真ん中のホイール角形ダボ穴に差し込んで巻き付けるようになっています。
残念ながら固定式なので、動かすことはできません。
肩部キャノン
肩部には120mm低反動キャノンが2基搭載されています。
もちろん、上方に向けて可動でることが可能です。
パーツがモナカ構造のため、上面、裏面ともに合わせ目が出ます。全部消すには、ちょっと根気が必要です。
ギャラリー
可動部分が少ないため、ポージングがあまり取れないのですが、ちょっと頑張ってみました。
ガンタンク、行きます!
敵はどこだ!
そこだーっ!
RGガンダム、HGガンキャノンと一緒にパチリ。
ホワイトベースの格納庫は、こんな感じなんですかね。
背中を預けあう3体。
HG ガンタンクの感想
パーツ数が少なくて組みやすく、その割には色分けがしっかりされているので、組み立てただけでほぼアニメ通りに完成します。
ホイルシールを貼る必要もないので、初心者でも簡単に組めるキットになっています。
ただ20年以上も前のキットですので、合わせ目はそれなりに多いです。
また一つ一つのパーツが大きく、組み立てが簡単な反面、ヒケがガッツリ入っています。
あとパーツのハメ込みがややキツイので、ダボ穴を少しカットしてあげると、きっちりパーツがハマります。
値段も安いので気軽に改造することもできますし、是非一度は手にしてほしいキットです。
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