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今回は、HGUC MS-07B–3 グフカスタムの素組みレビューをさせて頂きます。
このキットのHGUCナンバリングは117番で、今から約10年ぐらい前の2010年11月6日に発売されています。
グフのキットはHGで何種類かありますが、このグフカスタムは大きなガトリングキャノンがとても特徴的なキットです。
MS-07B-3 グフカスタムとは
MS-07B-3 グフカスタムは、OVA作品「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」で登場したMSで、グフの発展形のMSです。説明書の本機の機体紹介を引用させて頂くとこのように記載されています。
「グフカスタム」は、07B系の機体の内でも、一年戦争中最も後期に生産されたバージョンのひとつである。”グフ系”の機体は、06Jタイプに次ぐ陸戦用MSとして、重力下における機動性と、来るべき対MS戦闘に備えて格闘性能の向上を主な目的として開発された。改修点としては、機体の軽量化及び装甲の強化、冷却システムの大容量化、地球環境に対応した補助推進システムの搭載などであり、試作機にはYMS-07のナンバーが与えられた。そして実働試験を経て、固定武装の内装化などを施した仕様での量産が決定した。07系の機体は、主にグラナダやキャリフォルニアベースにおいて、06J型の生産ラインを更新して量産されていたが、B3型は、ジオン本国における再設計を施された上で生産された機体パーツが多用されていると言われており、運動性、機動性共に、キャリフォルニアベース純正の機体とは一線を画している。そもそも07系の機体は、06J型の実戦投入で得られたデータをもとに、”地上におけるMSの移動能力の向上を模索するテストヘッドでもあった。そのため、開発当初からド・ダイYSとの連携をオプションとして想定した通信機能強化が施されていたほか、”飛行試験タイプ”のバリエーションも開発されている。なぜなら、”MSの飛行”こそが07系が持つもうひとつの目的だったからである。一年戦争の期間中に”航空機”レベルでの飛行を実現したMSは、07系の数機種を除いてほとんど存在しない。その一方で、07系の機体は軽量化と補助推進システムとの相乗効果で破格の陸戦能力を持つに至った。特にパーツ単位でのブラッシュアップを経たB3型は、”グフカスタム”と呼ばれ、幾人もの”エース”の愛機として赫々たる戦火を挙げており、07系MSの最高傑作と評価するものも多い。
HGUC グフカスタム 説明書
付属パーツ紹介
付属パーツは、ガドリング・シールド、ヒート・サーベル、ヒート・ロッド、3連装35mmガドリング砲、手首パーツは右手が3つ、左手が2つついています。
シールドは、裏にヒート・サーベルを収納したり、ガドリング砲を組み合わせることが出来るようになっており、このキットの大きな特徴の一つです。
全身・可動域確認
完成したHGUCグフカスタムがこちらです。
約10年前のキットですが合わせ目もほとんどなく、色分けが優秀で素組みで組んだだけでも、素晴らしい完成度を誇るキットです!
モノアイと3連ガトリングのセンサー部分だけは、シールで色分けをするようになっています。
合わせ目はほとんど目立つことが無く、ザク・グフ系定番の肩アーマー部とふくらはぎの下部あたりぐらいです。
続いて可動域を確認していきましょう。
腕は肩の高さまで挙げることが出来ますが、肩アーマーがあることからその以上は上がりません。
腕関節は90度ぐらいまで曲げることが出来ますが、最近のキットみたいに折りたたむことは出来ません。
腰部アーマーがあまり可動しないことから、その内側にある脚もあまり大きく広げられません。
足首は少しだけ前に可動させることが出来ます。
各部ディテール紹介
頭部
モノアイは、シールで補うようになっています。また首を外して裏のツマミでモノアイを動かすことが可能です。
動力パイプは一体成型になっています。塗分けを行うには、少し難易度が高いです。
胸部・腹部
コクピット部はオレンジ色のクリアパーツが使われています。
腕の付け根には、腕部をロックするためのギミックが組み込まれています。
ガドリング砲を装備する時に使いますが、決まった角度にしか固定できません。
腕部
肩アーマー部には、ザク・グフ系の特徴であるスパイクをついています。
またここには合わせ目がありますが、パーツが曲面ですので消すのには一苦労しそうです。
バックパック
バックパックはシンプルな作りになっており、動力パイプも繋がっています。
腰部
腰部はバックパックから繋がる動力パイプにより、可動がかなり限られます。
脚部
ふくらはぎ下部に少し合わせ目が出ますが、がっしりとした筋肉質っぽい造形をしています。
アクションポーズ
それではアクションポーズを取らせてみましょう。
この下からのアングル。なんだか見つかってしまった!って感じですね。
ヒートロッドはリード線で様々なポジションを取ることが出来ます。
HGUC グフカスタムの感想
グフ系の中でも最高クラスと言われたグフカスタムですが、ガンプラでも最高でした。
かなり腰から下半身にかけてかなり可動域が狭いのが難点ですが、リード線を利用したヒートロッドのおかげで大きくダイナミックなポージングが可能です。
またなんといってもガドリング・シールドがカッコいい出来で、これまたオススメのキットです。
再販されているのを見かけたら、是非手にとってもらいたい一体です。
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